ご挨拶
慈恵医大では、2015年に学術情報センター内に「国際交流センター」を開設して以来、全学的な国際交流の拠点として、着実に歩みを進めてまいりました。現在では、創設当初の基盤の上に、キングス・コレッジ・ロンドン(KCL)をはじめとする14の海外協定校との間で、双方向の学生交流や学術連携を展開しています。コロナ禍の影響により一時は国際交流の機会が制限されましたが、現在は再び世界とのつながりを取り戻しつつあり、本学の医学生・看護学生が毎年20名以上、協定校で臨床実習を経験し、また海外20か国以上から毎年約80名の医学生が本学での実習を通じて交流を深めています。
私は、米国において23年間、研究者、臨床医、そして教育者としてのキャリアを歩んでまいりました。多様な文化と価値観の中で研鑽を積み、数多くの学びを得た経験は、医師としての視野と人間性を大きく広げてくれました。とりわけ、世界の第一線で活躍する同世代・次世代の仲間たちとの出会いと交流は、私にとって何よりの財産となっています。
いま、私たちが目指すのは、「世界に学び、世界に貢献する」医療人の育成です。国際交流とは、単に海外を訪れることではなく、異なる価値観や文化を尊重し、多様な視点から物事を捉える力を育てることに他なりません。特別な才能や環境に恵まれていなくとも、挑戦を続ける意志と、諦めずに歩みを進める力さえあれば、道は必ず開けます。
国際交流センターは、今後も本学の教育・研究・診療の国際化を支援し、学生・教職員・卒業生の皆さんの夢と挑戦を後押しする存在でありたいと願っています。志を同じくする多くの方々とともに、慈恵医大から世界へとつながる架け橋を、さらに太く、しなやかに育ててまいります。
なお、当センターでは、次に挙げる事業を通じて、本学の教育、研究、診療における国際交流を推進しています。
1. 医学科・看護学科学生の海外臨床実習派遣の支援
2. 海外からの医学生・看護学生の臨床実習受入の支援
3. 大学が海外に派遣している留学者の情報管理と共有
4. 留学支援事業及び学内での国際交流の推進
5. 全国医学部国際交流センターや国内大学との連携の推進や情報交換
6. 国際交流に関する情報発信の促進
7. その他、本学の国際化を促進するために必要な事業
今後の国際交流活動への積極的な取り込みに向け、皆様のご意見、ご助言をお待ちしております。
国際交流センター
センター長 大石公彦
